顔が乾燥していると、いろいろな肌トラブルになってしまいます。
中でも、見た目から分かってしまう、乾燥したときの顔の粉吹きです。
今回は、乾燥からくる顔の粉ふきについてです。
そもそも乾燥肌ってどういう状態なの?
乾燥肌っていうのは、読んで字の如く「乾燥」している状態です。
カサカサで艶がなく、粉をふいたりもしますね。
そして、主な原因としては、肌内部の水分量が減ってしまっています。
何をしていなくても、肌の水分は蒸発していっています。
息を吐いたときに、体内から水分が逃げていっています。
しかし、息を吸ったときや水分を摂ったときなど、肌の水分量は蓄積されていくのですが、それが蒸発のスピードに追いつかなくなってしまうと、乾燥肌が加速していきます。
乾燥肌の粉ふきの原因とは?
乾燥していると、顔に粉がふいたようになったりしますよね。
あれは何かというと、剥がれた角質なんです。
肌というのは、いくつかに分けて、層でできています。
内部から、基底層→有棘層→顆粒層→角質層
普段触れている層が、角質層です。
この角質層も、角質細胞が何層にもなっているため、その一番外部に近い層が剥がれているのです。
肌が粉ふいていると、「・・・もしかして、病気?」と焦ってしまうかもしれませんが、誰しもが、古くなった角質が剥がれるので、難しく考えなくて良いんですね。
では、なんで乾燥肌が粉ふくのかというと、乾燥肌というのは、潤いが欠如している状態です。
そのため、剥がれている角質が白く目立っているのです。
肌に潤いがあれば、角質が剥がれていても、目立つことはありません。
顔の粉ふきの原因は、乾燥肌にあるのです。
乾燥肌の粉ふきの解消方法とは?
乾燥肌の粉ふきの解消方法は、正しいスキンケアと保湿です。
古い角質が剥がれているからといって、洗顔でゴシゴシ洗ってはいけません。
ゴシゴシ洗わなくても、古い角質は取れます。
乾燥肌でゴシゴシ洗ったりすると、余計に乾燥肌が悪化してしまいます。
悪化してしまうと、顔の粉ふきも、更に酷くなります。
そのため、洗顔では優しく洗うのが基本です。
それに、ゴシゴシ洗わずに、泡立てた泡を顔に乗せて、泡で汚れを落とすようにします。
使う洗顔料や化粧品も、乾燥肌や敏感肌に合ったものを選びます。
気をつけたいのが、エアコンの風を受けないようにすることです。
エアコンの風というのは、理想の温度を出しているため、受けると心地良いのですが、乾燥肌を加速させてしまいます。
代わりに加湿器を置くのが良いです。
湿度が上がると、体感温度も上がるので、エアコンの温度を下げても、暖かくなります。
乾燥肌対策をして、古くなった角質にも潤いを与えてあげると、顔の粉ふきは、解消されます。
これを期に、乾燥肌を自覚して、対策していくのが良いかと思います。
顔の粉ふきも、自分では、そんなに大したことないと思いますが、他の人の顔が粉ふいていると、結構、気になるものです。
乾燥というのは、肌トラブルの元なので、十分な対策をしていきたいですね。
乾燥肌の色々な原因と顔の乾燥肌がひどい場合の対策方法とは?
肌の水分量が減っているために、乾燥してしまいます。
一口にそう言っても、乾燥肌になってしまうのにも、いろんな原因があります。
乾燥肌がひどい場合、これらの原因を消していき、確かな対策をしていくことが大切です。
皮脂の分泌量が減っている
肌の水分が蒸発してしまうのは、皮脂の分泌量が減っているためです。
肌の表面は、自然に分泌される皮脂膜で守られます。
この皮脂膜が水分の蒸発を抑えるのです。
しかし、年齢を重ねたりすると、この皮脂の分泌が減っていってしまい、皮脂膜が弱くなっていきます。
結果、肌の水分の蒸発していってしまい、乾燥肌に拍車がかかってしまいます。
加齢以外にも、体質で皮脂分泌が少なかったり、冷え性で体温が下がり、血行が悪くなっていたり、無理なダイエットで栄養が不足しているなど、皮脂分泌減少にもいろんな原因があります。
皮脂分泌減少の対策としては、乾燥しているなと思ったら、それを補える保湿する化粧水や保湿クリームの使用です。
どうしても、加齢の乾燥は、衰えでもあるため、他から補わなければなりません。
そして、身体に負担がかかっていると思ったら、肌にも負担がかかっていると見ていいでしょう。
身体の健康は、肌の健康です。
皮脂欠乏症
皮脂分泌の減少がひどくなっていくと、皮脂欠乏症になってしまいます。
これは、強いかゆみがあって、表面の皮もボロボロになってむけてしまいます。
かゆいからと言って、爪で掻いていると、その掻いた表面が傷付いて、そこから水分が、さらに蒸発しやすくなります。
他にも、あかぎれや湿疹にもなっていくため、皮膚科での専門的な治療が必要です。
間違ったスキンケア
普段やっているスキンケア。
良かれと思っていても、実は、逆効果ということもありえます。
気持ちいいからといって、冷たい水で洗ったり、汚れを落とそうと、熱いお湯で洗ったり、良かれと思ったことが肌にダメージを与えています。
他にも、肌に合っていない化粧品の使用。
敏感肌なのに刺激が強すぎたりすると、スキンケアがまったくの逆効果になります。
また、顔を拭くタオルが固いものだったりすると、それが、肌の表面や角層を傷付けて、乾燥の原因にもなるので、柔らかいものがいいです。
間違ったスキンケアの対策は、正しいスキンケアを実行して、肌に優しいことをやっていくことです。
環境の影響
冬場に肌が乾燥してしまうのは、その環境が乾燥しているために、さらに蒸発がしてしまうということです。
ただでさえ、顔というのは、常に外気にさらされています。
だからといって、目出し帽を被るわけにいかないので、冬には冬の対策が必要です。
特に簡単なのが、加湿器です。
様々なタイプのものがでているため、乾燥対策として効果的ですね。
ただ、湿度を高めすぎても、カビなどの問題が出てくるため、丁度いい具合がいいでしょう。
環境関連で注意したいのが、夏場のエアコン(特に直接の風)も乾燥しやすいので、夏の乾燥も気をつけたいですね。
環境の影響の対策は、加湿器などを使って、できるだけ湿度を安定させて、肌の水分蒸発を減らすことによって、
乾燥していくのを抑えていきます。
やはり、一番の対策になるのは、保湿ですね。
しっかりと保湿をして対策をしておけば、冬の楽しいイベントも、肌の痛みを気にすることなく、楽しめます。